禁煙治療が「胃食道逆流症」の改善に有効であることが、大阪市立大学の研究チームより発表されました。一般的に逆流性食道炎と呼ばれる「胃食道逆流症」は、胃の内容物が食道に逆流して胸焼けや吐き気などの症状を起こす疾患で、日本でも増加してきている病気です。人間ドックなどでこの病気を指摘されたことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?この逆流症の症状を持つ喫煙者で禁煙を希望する日本人患者を対象に禁煙治療を行い、禁煙に成功した人の一年後の「胃食道逆流症」の症状を調査したところ、43%の人の症状が改善されていたそうです。喫煙は他にも様々な疾患の発症リスクが懸念されていますが、胃食道逆流症に罹られている喫煙者の方がこの病気の治療の為薬を服薬中で、禁煙をすることで薬を飲まずに改善することができたら、それが禁煙のきっかけとなるかも知れませんね。